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2007年11月27日の記事
【絵本】という、こんな素敵な“孫とのコミュニケーションツール”!
27年前に知っていたら…

「娘がぽーんと孫を渡してくるんだけど、困るんだよ。『落としたらどうしよう』と思うとさ…」と言いながら、お孫さんがかわいくてしょうがないMさん。いつも赤ちゃんの体に顔をくっつけたり、くすぐったりするばかりしているそうですが「孫は嫌がっている」んだそう。
そこで【絵本】という“秘密兵器”をご紹介してくれたのが、今回の先生、JPIC読書アドバイザー 植村 志保理先生でした。
この日は《まごでん主催 クリスマス事前対策 祖父母力アップ講座》の1つ「孫が喜ぶ! 『絵本の読み聞かせ講座』」。しかし講座を受ける前のMさんは【絵本】と聞いてもイマイチとピンときてないご様子でした。
Mさん:「じぶんの子どもにすら絵本なんて読んであげたことないしなあ…」
Hさん:「私は下の子が小さいときよく読んでやりましたよ」
Mさん:「え?! あの頃あんなに忙しかったのに、そんな時間いつあったの?」
ご友人Hさんの言葉に慌てる一幕もありましたが、今回参加された方は皆さん、団塊世代。「若い頃は家に帰るのも夜中の2時、3時」「単身赴任していたし」「自分の子どもと遊んでやった記憶って、ないんだよなあ」etc. まさに“企業戦士”として走ってこられた世代なんですよね。
いよいよ講座が始まって、「絵本のベストセラーの見分け方」とか(絵本の裏を見るとそれがわかるんです!)300万部も刷られている絵本の話など、初めて聞く絵本の話に感心しているじぃじたちの視線は、まだまだ“企業戦士”そのものでした。しかし…
先生:「絵本はだれが読むものですか?」
(だれ? 子どもたち。大人だっていい…)
先生:「絵本はだれが買ってあげるものですか?」
(だれ? 親や祖父母、といった大人…)
先生:「【絵本】は大人が買ってあげないと、子どもは一生【絵本】に出会えないんです」
先生:「まだ文字が読めない時期からでも、もうすっかり大きくなったお孫さんでも、年齢に関係なく“語りかけてあげる”ことはものすごく重要で、その素敵なきっかけをつくってくれるのが【絵本】なんです」
そんな志保理先生の言葉に、ドキッとしたのは私だけではなかったよう。
「確かにそうだよなあ!」というその気付きは、じぃじたちの【絵本】に対する意識もすっかり変えてしまったようで、
特にMさんは「27年前のオレが知っていたら! 食事や風呂以外に、父と子どもを結ぶもの、思いもつかなかった! 絵本という存在。こんな手があったのか!」ともう“目からウロコ”といったご様子
「孫と何をしゃべっていいかわからないんだよね」というホンネもぽろり。
「でも、それはお孫さんも同じ気持ち。1年に1回しか会わないおじいちゃんとおばあちゃんに何を話したらいいかわからない」と先生。
そんなとき【絵本】は孫とじぃじやばぁばをつなぐ最高のコミュニケーションツールというわけです。
そこからはもう、先生からおすすめの【絵本】が紹介されるたびに、じぃじたちは【絵本】の世界にすっかりハマってしまいました。
例えば 『みんなうんち』(作・絵 五味太郎 福音館書店)という絵本を先生に読んでもらったときは、「へびのおしりはどこ?」というページで「確かに、どこだどこだ?!」「動物図鑑で調べなくちゃ」「勉強になるな~」「テーマ設定のレベルが高いな!」とか…
『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』(作・絵 間瀬なおかた ひさかたチャイルド)という絵本の美しい風景画を見ては「俺が育った町の風景と一緒!」と、若い頃の話で盛り上がり…
気づけばすっかり童心に返るじぃじたち! 絵本には親しんでいるHさんですら、メモする鉛筆が止まらない2時間でした。(盛り上がって30分オーバー!)
「じぃじの膝の上で、胸の鼓動を体で感じながら、語りかけられるなんて、まさに贅沢な時間! 子どもの記憶に残るよなあ!」
そんなMさんのこの言葉に、その場にいた全員が大きく頷いていました。
しかし一方で、子どもとの接触メディアとしての【絵本】の魅力を知れ知るほど、後悔の念におそわれるMさん…。

「あのときこれを知っていれば…」
「自分の子どもに何かしてやりたいと思ってたけど、何もできなかったんだよ…」
日本の高度成長を担ってきた世代には、こんな懺悔の気持ちいっぱいのじぃじは、もしかしたらMさんだけじゃないのかも、しれませんね。
でもこの日、童心に返ったじぃじたちを見て、今の時代の子ども達には、まさにそんなじぃじの底力が必要なんだ! と、まごでんスタッフ一同は確信しましたよ。
「【絵本】って純粋に“楽しい”記憶として残るとが大切」という志保理先生の言葉がありました。
特に女性って、つまり母であるママやばぁばたちは、ついつい“しつけ”や“教育”という視点から入ってしまうクセがあり、【絵本】選びも読み聞かせも、ついそんな思いで子どもに与えてしまったりするんです。
しかし一方、じぃじはというと…
この日の講座でも、もはや“孫のため”というより、じぶんが一番楽しんでいるじぃじたち。何もない時代に自分たちの創意工夫でなんでも遊びに変えてきたじぃじたちだからでしょうか。1冊の【絵本】だけでも、話はふくらむふくらむ…。孫といっしょに絵本を“超”純粋に楽しめるのは、じぃじに軍配?! まさに「純粋に童心に返れる」のが、じぃじの強みなのではないでしょうか。
また、“じぃじの声”が、たまらなく素敵なんです!
講座の中でHさんが読んだ『ねえだっこして』(文 竹下文子 絵 田中清代 金の星社)。決して滑舌がいいわけではないんですよ。でもHさんのその優しい人柄がにじみ出るそのまんまの語りで読まれた『ねえだっこして』は、思わずその場にいた人たちの涙を誘ったほど。
見学に来ていた、絵本の読み聞かせ活動をしている若い女性たちからも「じぃじの声っていい!」「女性では出せないよね」などなど感嘆の声があがりました。“じぃじの声”で語られる絵本の世界は、パパやママ、ばぁばにだって作り出せない世界なんです。
「【絵本】は初めて触れる活字文化だ!」とおっしゃったMさんの言葉も印象的でした。
そう力強く確信して言い切れるのは、まだインターネットもない時代に、本に触れ、読書という娯楽を心から楽しんできた団塊世代やその上の世代のじぃじたちだからこそとも思います。
これからの未来に、孫たちに、じぃじの力は本当に必要なんです。じぃじに語りかけられて育った子どもたちが、どんな未来を歩んでいくのか。想像するだけで楽しくなる2時間でした。
これからセカンドライフを謳歌しようというときに「“孫育て”なんて面倒くさいなあ」と思われる方もいるかもしれません。でも、お孫さんの言いなりに欲しいモノを買い与えるだけが、孫の喜ぶ顔を見る方法ではないんです。【絵本】というこんなすてきな“秘密兵器”を、今度孫が遊びに来る前に、ちょっとおうちに忍ばせておいてみませんか? 意外な効果、発揮できると思いますよ。
「子育てしてこなかった…」後悔の念い~っぱいのじぃじが
【絵本】という“秘密兵器”を知って“孫育て”でリベンジに燃える!
まごでんスタッフ一同、応援してます!
★まごでん研究調査員 ゆに(o^o^o)
様々な体験を通じて、ご自分も楽しみながらお子さんやお孫さんに大事なことを伝えるためのヒントブログです。
お嫁さんやお孫さんの本音もこっそりチェックして、一緒に過ごすネタを仕入れて・・
お孫さんとの交流はアナタの世界を広げるワクワク・ワールドへの入口です!
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